真言宗の教え

真言宗の教え

真言宗は、弘法大師空海(774~835)によって開かれました。
804年、遣唐使として唐へ渡り、恵果和尚に師事、真言密教を伝授されます。
これが、真言宗の教えのルーツです。
真言密教は、言葉では表現できない難解な教えです。簡単に言いますと「即身成仏」です。
具体的には「三密」の「行」を実践することです。「三密」とは、身密(からだ)、口密(言葉)、意密(こころ)のことで、日常生活において身密の行は「相互扶助(助け合うこと)」、口密の行は「愛語(やさしく丁寧な言葉で語り合うこと)」、意密の行は「相互礼拝(互いに信じ合い、感謝する心)」です。
誰しも「仏性」即ち仏になる種が具わっており、日々の実践により、心の中にある仏の種が芽を出し、仏様と一体になることができる、という教えです。